2009Y cadillac escalade ESV
2009エスカレードさん 突然エンジンチェックランプが点灯してエンジンがブルブルと振動し始めたとの事で、緊急入院です。
診断機にて調べると#5シリンダーミスファイヤーです。
ミスファイヤーグラフを見ても5番が失火状態。
イグニッションコイルかな~何て気楽に考えていたのは束の間で、
コイルを他のシリンダーと変えても症状変わらず。。。
インジェクターも動いているし、ブルブルと同時に軽い打音を出ていて、、
取り合えずコンプレッションを測ろうかと。
先ずは5番から、
ゼロです。
ゼロって、、ゲージ壊れてるのかと思いきや
他のシリンダーはほぼ問題なし
これでエンジン本体の異常は確定でして、
診断内容からまずはヘッド廻りの分解です。
インマニ廻りを取り外して、左バンクのヘッド分解です。
この時点であって思っていましたが、どちらにしてもヘッドを外さねば。
何やるのもSUVは大変です。車高が高いのでエンジンルームのアクセスが悪い。
外す物は多くは無いのですが、脚立に上ったり下りたりで、、、
作業中の独り言もかなり毒舌になりながら(笑)
乗用車の倍位時間かかる様な気がします
そして外れたシリンダーヘッドがこれ
分かりますかね
インテークバルブ(右の大きい方)が少し開いちゃってるのが
これバルブシートがシリンダーヘッドから抜け落ちて、バルブとの間に斜めに挟まってるんです
このリングがバルブシート(どこぞから勝手に写真かりちゃいましたゆるして~)
このバルブシートはシリンダーヘッドに圧入されているので、通常は落ちてこないんですが、ヘッドに熱が掛かりすぎたのか?製造過程の問題なのか??
クライスラーのV6は良く落ちるらしいですが、、、エスカレードはあまり聞きません
定規当てると分かりやす~い
一か所だけバルブが落ち込んでる所が分かりますよね
ロッカーカバー外した時点で分かったってのが、これなんです。
これみて、、あバルブシート落ちたなって思ってました。
修理方法ですが、ヘッド交換やオーバーホール等いろいろありますが、
今回はリビルトヘッドをアメリカから取り寄せしました。
あとはたったかと組むだけ~
ヘッドボルトのねじ山をタップにて掃除するんですが、このタップもたぶん日本では手に入りません
新しいヘッドを取付です。
ヘッドボルトは再使用不可なので、全て新品に交換です。
先ずは規定トルクで一度締めた後に、
角度締め付けのやつなので、トルクレンチも角度締め付けに対応しているのが無いと厳しいですね。。
お高い物ですが、無いと出来ませんしね。
カチカチやって無事完成
大丈夫とは分かっていても、エンジン掛ける瞬間は緊張しちゃいますね~。
ついでにお願いされていたATオイルの交換も
吸出しで交換させてもらいましたが、結構汚いですね。
オートマのオイルはエンジンオイル程頻繁に交換は必要ないですが、並行輸入車の場合メーターの距離が合ってない車体も多いので、お車を購入されたら早めに交換された方がよいですよ~
こちら新油。
写真だと抜き取ったオイルもそれほど汚く見えませんが、実際はもっと黒く汚れてました。
今回は時間の都合上吸出しで交換しましたが、次回早めにオイルフィルターの交換もお勧めしました。
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