1959 chevrolet impala
ブレーキの具合がおかしいとの事でお預かりしました1959yインパラさん
試しに乗ってみた所、少し強めにペダルを踏むと右にスコーン
ハンドルを離していると一瞬でクルクルクルと勢いよく右回転する状態です
フロントブレーキの状態をチェックし、シューの残量も問題なし、ブレーキオイル漏れも無し、
気になったのはブレーキシューのリターンスプリング類
ブレーキライニングに引っかかっている部分が延びちゃってます
以前の組み付けの時でしょうか??気になります。。しかしこのスプリング左右のブレーキで入れ替えしても症状は変わらなかったので、ひとまずそのままです。
ブレーキオイルも漏れはなかったのですが、左フロントのホイールシリンダーのブーツをめくるとけっこう錆が
ホイールシリンダーASSY交換しようかと思いましたが、在庫なし、、、
なので、オーバーホールする事に
分解して見ると内部は思ってたより腐食が少なくて良かったです。
ホイールシリンダーをホーニングして新しいカップやブーツを取付ます。
そしてブレーキの配管チェックをしようフレアーナットレンチを当てると、、、、
頭が潰れてしまっていて、工具が入りません、、、
これも古い車では良くあるケースです
しょうがないので、他の配管と共にまるっと外して、
潰れてしまっている頭を修正
本来はこのような専用工具があるので、よほどの事が無い限り潰れたりしないのですが、ね、、
フロントブレーキホースも状態があまり良くなかったので交換して、
そして左右フロントブレーキドラムを研磨して、
研磨したドラムの内径に合わせてブレーキシューの摺り合わせも行いました。
気になる所はまだあります
ブレーキシューの摺動部分の段付き摩耗
こんな所も削って平らに近づけます
この後試運転
急ブレーキふんでもスコーンとは行かなくなりました。
しかし、まだ右に流れて行きます
また、ブレーキテストを繰り返していると突然ブレーキが甘くなる事も分かりました
これはブレーキのフェード現象だと思われます。
ブレーキを冷やすとまたしばらくは良く効きますが、少し経つと突然甘くなる
再度リフトに上げて各部点検等を
ブレーキの片効きは怪しい所を改善して走行テスト、また改善して走行テストの繰り返しです
フェードはシューの材質が大きく関係します。
新品のブレーキシューも売ってますが、材質や精度があまり良くないので、国内で張替をしました。
片効きの方は、最初とは明らかに違う動きですので、リアブレーキを分解です。
リアブレーキ一も一度ドラムを外して目視点検していたのですが、左右同時に分解せずに、ジャッキアップして片側ずつ交互に目視点検していました、、、
左右同時に確認した所、左リアのドラム内径が明らかに大きかったのです。。
このインパラ左のアクスルシャフトが外れたか折れたかで、その際にドラム内部もダメージを受けて、左リアだけ研磨等で補修をしたと思われます。
メカニックなら常識のブレーキは左右同時交換や修理ですが、、、、
左右ドラム交換です
リフトに上げて確認したら、
左リアのバックプレートが接地して削れて潰れた跡がしっかりと
新しいドラムをつけて
防錆用の塗装をして
また試運転
この車体に13インチワイヤーホイールの引っ張りタイヤですから、轍では取られやすいのですが、、やっと安定して止まれる様になりました
ドラムブレーキの片効きは本当に厄介ですね
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